1985 パーティジョイ (43) 悪霊の棲む森ゲーム
メーカー:バンダイ 発売年:1985
これは紙箱インナータイプ(紙製の引き出し式内箱。このタイプがデフォルトだったと思う)
タイトルだけだとホラー系みたいだが、箱裏のとおり、ファンタジー系。
プレイカードが48枚、マップパネルが96枚、小さなチップが約100枚もあって、整理収納も一苦労。中古品だと欠品率が高いかもしれない。(代用品で間に合わすのも簡単そうなので、よほどの欠品でなければ遊ぶのに支障は無いはず)。写し忘れたが、他にサイコロやコマ立ても有り。
マップを生成していくタイプのゲームで、プレイカードを引いてマップカードだった場合にマップパネルを配置でき、悪霊カードだった場合、対決に勝てば、並べ済みの中からマップパネルをチェンジすることができる(2枚の位置を交換するか、1枚だけ向きを変えるか)。マップを進んで4隅に固定された洞窟を目指し、悪霊将軍ウォールを倒せば勝ち。
けっこう面白くて、パーティジョイの中ではいちばん遊んだかもしれない。
1985年というと、ゲームブックの「ソーサリー」日本語版が出版されたのと同じ年。
ファミコンソフトの「ドラゴンクエスト」や「ゼルダの伝説」「ハイドライド・スペシャル」が発売されたのが翌86年なので、この手のライトな一般向けゲームでの『こういう感じなファンタジーRPG調』の取り入れとしては、若干先駆けていたのでは。そうでもないかな。
1987 パーティジョイ (77) 魔境決戦大魔獣ゲーム
メーカー:バンダイ 発売年:1987
これは内箱無しなうえ、組み換え式の六角タイルや立体コマを詰め込んで収納しなければならず、どうしても保管に無理がきてしまう。箱の紙質も内箱有りタイプとはちがうような。
立体コマは少しやわらかめの素材でできているが、購入・開封から30年経過した現在でも、ベタつきなどの劣化はとくに見られない。
「金貨チップ」は計28枚だが、内訳がやや特異で説明書にも書かれていないようなので、一応メモ的に。
「金貨1」x 12枚、「金貨2」x 8枚、「金貨3」x 4枚、「金貨5」x 4枚(「金貨4」チップは存在しない)
これのDX版(ジョイファミリー版)が存在したのを後年知ったが、定価以上を出してまで欲しいかというと、などと思ってるうちに、中古市場でもあまり見かけなくなってきてしまった。
1987 パーティジョイ (76) おばけ屋敷ゲーム
メーカー:バンダイ 発売年:1987
「パーティジョイ」の札や小道具類は、箱にきれいに収めるのが難しいことも多かったが、これは札の枚数などが適度なうえ、プラ製インナーケース付きだったので、中古品でも比較的良い状態が保たれていることが多いのでは(とはいえ、後述のシールが使用済みな場合も多いみたいで、ちゃんとした完品となるとけっこうきびしいのかも)
写真の物は、じつは当時ほとんど遊ばなかった(通してやったのが1回ぐらいの)やつなので、外箱の痛みも比較的少ないのだと思うが。
この「おばけ屋敷ゲーム」には、妙に豪華なプリズム調のシールがオマケとして付属していた。購入当時「ビックリマン」ブームだったとはいえ、何故シールなのだろう? と不思議だった。
パッケージのどこにも「シール付き」などと書かれていないので、オマケシール目当てでの購入は見込めないはず。それでも付属していたのは、やはり、購入者への「嬉しいサービス」ということだったのだろうか。
シールはあくまでも「魔よけシール」という名前のゲーム部品なのだが(上図の15番)、説明書を見てもルール上の効果や使い道については触れられておらず、どこまで本気かわからない「謎の儀式」があるのみ。
シールのサイズは縦横48mm。裏面は薄水色の無地の台紙。
プリズムの反射を避けて撮り直し。
— kompdog (@kompdog) March 20, 2018
けっこう迫力あるイラストだし、ビックリマン集めてた層には嬉しいオマケだったんじゃないかな。
自分は「まじゃりんこ」世代だったので、本家おばけ屋敷ゲームを懐かしむ感じでパーティジョイを購入したら「なぜかシールが?」で、まったくピンときてなかった。 pic.twitter.com/9NmAAuNhvK
シールのデザインは、名前部分が「★大魔王★」とあり、絵柄は大魔王4分身のうちの1体「氷の魔神」がモチーフで(箱絵中央のキャラ)、その背後に「黄金の龍」が見えている(これは大魔王の正体)。他の分身である「炎の魔神」「鎧将軍」や、「黄金の龍単体」のシールがあったかどうかは不明。
大魔王カードの絵柄だと、肝心の氷の魔神がとくにヘボいというか、味があるというか、箱絵ともシールとも別物のような印象を受ける。
盤面裏のコミックス調ストーリー紹介の絵柄も、また別物で独特。
All Aboutの記事で、内容紹介などされている。
「本家」は、21世紀になってから復刻版が出たりリメイクされたり。
プレスリリース | 株式会社バンダイ(2004年に復刻)
絶叫!おばけ屋敷ゲーム|バンダイ公式サイト(2012年にスマホ連動でリメイク)
360度恐怖体感 脱出!おばけ屋敷ゲーム - バンダイ アソビジョン(2017年にさらに進化版として)